訪問看護師のまおつんです。
私はいつも訪問看護で出会う患者さんに元気をたくさんをもらっており、今回はそんな私の大好きな患者さんたちを紹介したいと思います。
訪問看護に入職を考えている看護師さんは、訪問看護ではどんな患者さんとの出会いがあるのかぜひ参考にしてくださいね。
私の大好きな患者さんたち
さっそく私の大好きな患者さんを紹介していきます。
訪問看護師のまおつんです。 私は数年のブランクはあったもの、新卒で病棟に入職してから今までずっと看護師として働いてきました。看護師という仕事は、体力的にかなり辛かったり、人間関係でモヤモヤすることも多い職種[…]
1、お誕生日を祝い合うAさん
Aさんは私が担当する患者さんの中でもご高齢な方で、2022年時点で93歳になる女性の患者さんです。
ご家庭はかなり裕福で言葉と見た目にとても品がある素敵な方です。
私の誕生日を覚えてくれていて、以前訪問した時に簡単なお祝いをしていただきました。
わたしはあまりの嬉さしさに、その場で泣いてしまいました。
Aさんは、「先生(わたし)にいつも元気と幸せをいただいています。」とおっしゃっていましたが、元気をもらっているのはわたしです。
いつも私が訪問するのを楽しみにしていてくれて、私がケアをしている間もずっと手をさすってくれて「手が温かいですね。心が温かいからですね。」と最高のお褒めの言葉もいただきます。
実はAさんはもうすぐ訪問看護の契約が切れてしまうので、訪問してお会いできるのもあとわずかとなります。
偶然にもAさんの誕生日がもうすぐ来るため、私からもお礼の意味を込めて最後にお手紙を書こうと考えています。
2、「あと40歳若かったら…」とプロポーズしてくれるBさん
Bさんは80代の男性の患者さんで、わたしの事をいつも「めっちゃ美人だな~」と褒めてくれます。
「わしがあと40歳若かったら、何度でもプロポーズしたるわ!」といってくれます。
80歳とは思えないほどのパワフルおじいちゃんです。
根っからの関西人でお話も上手な方で、訪問のたびにプロポーズされていますが、セクハラのようないやらしさを感じさせません。
そんなBさんは、私への精一杯の愛情表現なのか、私が訪問した時には自分の娘にしか座らせない高級な椅子に私にも座らせてくれます。
Bさんのご家族の話によると、私が別の仕事で訪問できない日があるとすごく落ち込んでいるそうです。
次にわたしが訪問したときには「さみしかったよ~」といつも言ってくれます。
私もBさんを訪問する日はいつも楽しみにしており、雑談をしながら楽しく仕事をさせてもらっています。
3、わたしのシフトに合わせて訪問希望を出してくるCさん
Cさんは最近新しく契約された方です。
私が初めて訪問した時に、私のことを相当気に入ってくれたらしく、私がシフトに入る曜日に合わせて訪問日の希望をだしてくれたようです。
実際にはCさん宅には数人の看護師がローテーションして訪問しますが、わたしの対応が一番良いと思っていただいたらしく「まおつんさんの対応と笑顔が一番素的だったので希望をだしました。」と、ありがたい言葉もいただきました。
訪問看護を検討されている方の中には、ステーションの評判などをよく調べてから契約をされる方が多いです。
しかし、訪問看護は担当する看護師が実際にケアを行うため、最終的にはステーション選びよりも『人選び』が大事だと改めて認識させられました。
4、エンゼルケアのお礼をしてくれたDさん
Dさんは、以前までわたしがケアを担当していた患者さんのご家族の方です。
わたしが勤める訪問看護ステーションと契約をしていた患者さんがお亡くなりになって、わたしがエンゼルケアを担当することになりました。
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その患者さんの娘さんであるDさんは、わたしのエンゼルケアのときの対応を気に入ってくれたのか、葬儀が終わった数日後、「ぜひお礼がしたい」とのことでステーションに連絡がありました。
後日、Dさんに会いに行ったところ、何度も何度もお礼の言葉を述べながら直筆のお手紙までいただきました。
自分のご家族が亡くなったことで傷心中であるのにもかかわらず、わたしの労をねぎらってくれた事に感謝の言葉がありません。
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訪問看護を続けられるのは患者さんのおかげ
訪問看護は病院とよく比較されていますが、訪問看護の方が患者さんとの距離がぐっと近くなります。
体力的にはどちらも大変な仕事ですが、私が訪問看護を続けられているのは患者さんから沢山の愛情をもらっているからです。
よく患者さんからお褒めの言葉をいただきますが、私の対応についてはいったん置いておいて、患者さんやご家族からにじみ出る人間性にいつも救われている気がします。
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時には患者さんの人生最後の日に立ち会う悲しいお仕事ですが、最後に「○○さんがいてくれて良かった。」と言われると、この仕事をやっててよかったなと心から思えます。
私は以前、病院でも勤務していたので、訪問看護との違いはよく理解していますが、訪問看護はより血の通ったサービスを提供できるのが魅力だと思っています。
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忙しく毎日を過ごしていると、どうしても忘れがちになりますが、少しでも多くの人に幸せを与えられるような訪問看護師でありたいと思います。
訪問看護師になりたいと思ったら
すてきな患者さんとの出会いがある訪問看護師になりたいと思う人がひとりでも増えてくれると嬉しいです。
もし、少しでも訪問看護師になりたいと興味を持ってもらったら、無料の転職サイトから求人を探すことができます。
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自分のスタイルにピッタリ合った条件を探してみてください。
わたしは、このブログを通して訪問看護の良いところと悪いところをリアルに伝えています。
また、訪問看護師として知っておきたいスキルや知識についても解説しています。
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訪問看護のお仕事の魅力はお金や待遇面だけではなく、患者さんの人生をトータルでサポートできる素敵な仕事です。
「本当にありがとう」
「○○さんがいれくれて良かった」
「一生の想い出です」
などと、心から感謝されることって他の仕事ではあまり経験できないことではないでしょうか。
まとめ
看護師は患者さんをケアするのが主な仕事ですが、一方で人生の大先輩でもあります。
今回はわたしが担当してきた患者さんの中でも、特に大好きな患者さんを紹介しました。
1、お互いのお誕生日を祝い合うAさん
2、何度もプロポーズをしてくるBさん
3、私のシフトに合わせて訪問希望を出してくるCさん
4、プライベートでお礼をしてくれるDさん
どの患者さんもわたしにとっては仕事以上にお世話になった患者さんです。
病院では体験できない訪問看護のリアルな体験談などをこのブログで発信していきます。
訪問看護に興味がある方は、このブログを見て少しでも興味を持っていただければ幸いです。