訪問看護師のまおつんです。
看護師になるための国家試験の勉強に忙しい学生さん、本当におつかれさまです。
残念なお知らせですが、国家試験に合格して看護師になってからも色々な勉強をしたり研修に参加したり忙しくなります。
本来の業務以外にとられる時間も多くなり疲弊する看護師も多いのが事実です。
でも、大丈夫です。
意識高い系の看護師じゃなくても、訪問看護の現場では十分やっていけます。
今回は、意識高い系の看護師ではなく、あえて『意識低い系』の看護師が必要になっているのか、その理由を解説していきます。
このブログでは訪問看護のリアルな仕事について情報を発信しています。もし興味があれば関連記事もご覧ください。
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意識低い系の看護師が重宝されるワケ
意識が低い系の看護師が重宝される理由には、以下の特徴があるからだと考えられます。
1、素直さがある
2、何でもそつなくこなす
3、吸収力がある
4、協調性がある
5、メンタルが安定している
ひとつずつ解説していきましょう。
1、素直さがある
素直さがある看護師は非常に重宝されます。
なぜならば、先輩や上司の言うことを素直に聞き、言った通りのことをやってくれるからです。
実をいうと、素直な看護師というのは非常に稀な存在です。
特に長年看護師の経験を積むほど、自信ができるので素直に他人の意見を聞けなくなります。
また、意識が高い看護師ほどこういった特徴がみられ、仕事はできるけど扱いづらい人と認識されがちです。
意識が低くて素直なことは現場ではとても貴重な存在です。
2、何でもそつなくこなす
普通のことが普通にできる人は人材としてかなり有能だと思っています。
「そんなこと当たり前じゃないか!」と思うかも知れませんが、何でもそつなくできる看護師は実はそんなに多くありません。
看護師であれば誰しも実は苦手な分野があったり、経験したことがないケアというのがそれなりにあるはずです。
もちろん、学校では実習で教えてくれても、いざ現場ですぐにできるかと問われれば自信がないですよね。
特に若いうちは特定の分野で飛びぬけた専門性はなくても良いんです。
何でも平均的にできて、与えられた仕事をそつなくこなせるのは意識低い系看護師の良いところだと思っています。
3、吸収力がある
意識低い系の看護師は、進んで自ら勉強などはあまりしませんが、そのぶん吸収力があるのが特徴です。
素直さと似ているところがありますが、自分の知らないことであってもありのままを受け入れる感性を持っています。
看護師はお給料をもらっている仕事なので、いやな業務でも我慢して行う必要があります。
そんな状況の中でも実直に仕事をこなすだけの体力や精神力があります。
意識高い系の看護師は、合理的な考え方をする人も多く、無駄なことを嫌うタイプが多いです。
そのため、一見無駄たと思われる仕事をしている人を軽蔑したりします。
一方、意識低い系の看護師は、無駄かどうかは別として、与えられた仕事をマジメに取り組む人が多い印象です。
4、協調性がある
意識低い系の看護師は、協調性を大事にします。
職場での人間関係を大事にして、チームワークの一員として立場を理解しています。
つまり、コミュニケーションもそこそこ、仕事もそこそこというタイプです。
こういう看護師って特徴が無いように思えますが、実はすごく貴重でありがたい存在です。
性格にカドがなく、自己主張もそこまで強くない人は、意外と上司や先輩からかわいがられるタイプです。
5、メンタルが安定している
意識低い系の看護師のもうひとつの特徴としては、メンタルが安定しているということです。
感情の浮き沈みが少なく、プライベートでうまくいかなくてもそれを表情や態度に出すことはほとんどありません。
感情的な人が職場にいると、その人の機嫌で空気が悪くなることもあります。
意識低い系の看護師はそういう人は少なく、職場では誰とでもビジネスライクな関係を維持しています。
そのため、誰に何を言われようとメンタルが病むこともなく、常に安定している人が多いです。
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意識低い系の看護師が長く生き残る
意識低い系の看護師の特徴についてご理解出来ましたか?
何でも積極的に取り組んだり、一生懸命に努力できることは素晴らしい才能だと思います。
その一方で、このような意識高い系の看護師は、自分に厳しい反面、他人の怠惰を許せないという人も多いです。
「あの人はいつもサボっている。」
「いつもわたしばかり頑張っている。」
「あの人はそんなことも分からないのか…」
もし、このような感情を持ってしまったらどうすれば良いのでしょうか。
1、他人を許す心を持つこと
仕事をしていると、他人のミスによく気付きます。
時には腹を立てることもあるかも知れません。
でも、本当に持つべきものは他人を許せる心だといえます。
人間誰にでも失敗はあるのに、他人の失敗には厳しい目を向けて、自分の失敗は許してもらおうと甘い考えを持っている人が多くいます。
問題は他人の失敗を責めることではなく、その失敗をどうやってフォローするのかを考えた方が建設的です。
自分のことを意識高いと思っている人は要注意です。
自分の厳しさの基準を他人にも押し付けないようにしましょう。
2、他人は変えられないことに気付く
意識高い人にありがちなのは、自分の考え方が正しいと思ってしまうことです。
意識が高いゆえに日頃から勉強をしたり、いろんなことにも参加する行動力があります。
そのため、自分は他人よりも優秀だと思い込んでいる人も多く、他人を自分の価値観の中にはめ込もうとします。
そのため意識が低い人に対して冷たい態度で接することもあります。
他人にいつもイライラしている人は、そのタイプかもしれません。
しかし、自分自身は努力して変えられますが、他人は変えることができません。
無理に他人を変えようとしても、なかなかうまく出来なくてそのギャップに悩むだけです。
実はこれが意識が高い人なりの悩みでもあります。
もし、他人のことが許せないと思うことが多い場合は、他人は変えられないことに早く気付いた方が良いかも知れません。
3、意識が低くてもいい
自分が意識が高いのか低いのか分からない人も多いかも知れません。
どちらにしても、意識が高いことだけが良いわけでもなく、低いことが悪いことでもありません。
自分自身でバランス感覚を磨きながら働くのが一番良いというのが結論です。
「休みなのに勉強なんてできない。」
「仕事のモチベーションが上がらない。」
と悩む人も多いかも知れませんが、意識は低くても良いと思います。
まとめ
今回は意識低い系看護師について解説しました。
結局のところ、あまり意識を高く持ち過ぎず、職場とほどよい距離感を持って付き合うのが一番いい方法だと思っています。
もし、職場で張り切り過ぎていつも空回りしたり、頑張っているのに認めてもらえないと思っているなら、少しだけ肩の力を抜いて意識を低くしてみるのも良いでしょう。
学生さんはこれから就職活動や国家試験に向けて忙しくなりますが、少しでもお役に立てれば幸いです。
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