訪問看護師のまおつんです。
看護学生にとって、実習は乗り越えるべき最大の関門と言えるでしょう。
頭ではわかっていても、実際に現場に立つと、その厳しさやプレッシャーに押しつぶされそうになることもあるでしょう。
毎日の課題に追われ、心も体も限界を感じているのに、それでも前に進まなければならない。
そんな日々を過ごしているあなたは、本当にすごいと思います。
今回は、実習がつらくて「もう無理かもしれない」と思っている看護学生の方へ、少しでも心が軽くなるような5つのメッセージをお届けします。

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1、あなたが感じている「つらい」は、当たり前です
看護実習は、想像以上に精神的・肉体的な負担が大きいものです。
患者さんとの関わり、指導者の目線、記録やレポートの多さ、時間管理、知識不足の自覚…。
「ツラい。もう限界…」
というのが本音ではないでしょうか。
自分の至らなさに絶望することもあるでしょう。
でも、それは決してあなたが劣っているからではありません。
看護実習はつらくて当然です。
むしろ、「つらい」と感じている時点で、あなたは真剣に向き合っている証拠です。
適当にやっている人は、つらいともも思わないかもしれません。
「自分は向いていないのかも」
「周りはできているのに…」
そんな風に感じる必要はありません。
実習がしんどいのは、あなただけではないということを、まずは知っておいてください。
2、完璧を求めなくていい。70点でいいんです
多くの看護学生が、実習で「完璧にこなさなきゃ」というプレッシャーを感じています。
ですが、医療の現場はいつも教科書通りにはいかないのが当然です。
人と人が関わってコミュニケーションが必要である以上、想定外のことが起こるのが当たり前です。
もちろん真剣に取り組むことは大切ですが、自分に100点を求め続けると、いつか心が壊れてしまいます。
まずは70点くらいを目標にして、多少うまくいかなくても「よく頑張った」と自分を褒めてあげましょう。
100点ではなくても良いんです。
70点できれば御の字です。
また、失敗から学ぶことも看護において大切なことです。
その失敗から次に活かす方法を考えましょう。
その積み重ねが、確実にあなたを成長させていきます。
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3、「逃げる」ことも、大切な選択肢
看護師を目指していると、
「最後までやり抜かなければ」
「途中で諦めるなんてダメだ」
と思い込んでしまうことがあります。
でも、本当に苦しいときには、逃げることも必要な選択です。
精神的に追い詰められて、眠れなくなったり、食事が喉を通らなくなったり、涙が止まらなかったり…。
そんな状態で無理を続けると、自分自身が心の病気につながることもあります。
休学や延長、担当の変更、カウンセリングの利用など、選択肢はたくさんあります。
もし限界だと感じたら、どうか誰かに相談してみてください。
それは甘えではなく、自分を守るためにとても勇気ある行動だと思います。
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4、誰かに話すだけで、心が軽くなる
「弱音を吐くのはよくない」
「わたしがしっかりしなきゃ」
そう思って、誰にも相談できずにいる方も多いかもしれません。
でも、つらい時こそ、人に頼っていいのです。
学校の先生、実習指導者、先輩、友人、家族、SNS上の同じ境遇の人…。
あなたの話を聞いてくれる人は、きっといます。
たとえ解決策が見つからなくても、話すだけで気持ちが整理されることもあります。
「しんどい」「苦しい」と言っていい。それを言える環境を、どうか見つけてください。
5、今のあなたの努力は、必ず誰かのためになる
今のあなたは、目の前のことに精一杯で、「なんのためにやってるんだろう」と思うかもしれません。
でも、あなたが経験しているつらさや葛藤は、未来の患者さんを理解する力になります。
患者さんは、身体だけでなく心も弱っています。
そんなとき、あなたがこの実習で感じた苦しさや無力感が、相手の痛みに寄り添える力となっていくのです。
努力はすぐに報われないかもしれません。でも、決して無駄にはなりません。
今は信じられなくても、いつかきっと「この経験があって良かった」と思える日が来ます。
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最後に:あなたは、今も十分すぎるほど頑張っている
毎日、朝早く起きて実習に行き、患者さんと向き合い、記録をまとめ、眠い目をこすりながら勉強して…。
そんな生活を送っているあなたは、すでにものすごく頑張っています。
どうか、自分を責めないでください。
あなたの頑張りは、誰かが見ています。
そして、何よりあなた自身がその努力を認めてあげてください。
「つらい」「しんどい」と思うことは弱さではありません。
それは、あなたがまっすぐに向き合っているからこそ湧いてくる気持ちです。
このページを最後まで読んでくれたあなたに、心からエールを送ります。
今日も、明日も、どうかあなたがあなたらしくいられますように。
今日もありがとう。

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