訪問看護師のまおつんです。
今回は子育て中の私がなぜ病棟勤務から『訪問看護』に転職したのか解説していきます。
子育てしながら仕事するのは本当に大変ですが、子育て中だからこそ訪問看護をやる事のメリットも多くあるので、今回は訪問看護に入職しようかどうか悩んでいる方は参考になればと思います。
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訪問看護は子育てママとの相性が良い
訪問看護は、患者さんの自宅に看護師が訪問しケアを行うお仕事です。
基本的に一人で訪問して患者さんのケアをするので、いつも臨機応変に対応しなければならないなど、病棟勤務では体験出来ない大変さがあります。
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それでも、私のような子育て真っ最中のママが訪問看護を続けるのには以下のようなメリットがあるからです。
1、時間に都合がつきやすく自分のペースで出来る
2、病棟勤務と比較して給料が高め
3、貴重なひとりの時間を確保できる
これらのメリットについて一つずつ解説していきます。
1、時間に都合がつきやすく自分のペースで出来る
訪問看護は働き方を決めやすいのが特徴です。
私の1週間のシフトは、終日勤務の日と、午前中だけの日があります。
子供の学校行事や塾の都合に合わせてシフトを入れており、柔軟な対応ができるので非常に助かっています。
勤務時間はステーションによって本当に様々ですが、通常の09:00~17:30の勤務はもちろん、10:00~15:00というすこし短い時間だけ働く時短勤務や、10:00~12:00のシフトで2時間だけ働くというケースもあります。
まだ子供が小さくて手が離せない場合などは、そこも考慮してくれます。
このように、多くの訪問看護ステーションでは子育て中のママでも入職のハードルがかなり低いといえます。
2、病棟勤務と比較して給料が高め
訪問看護は病院と比べて給料が高めになことが多いです。
訪問看護も基本的に『月給制』ですが、たまに『インセンティブ制度』を導入しているところもあり、1件訪問あたり○○円と給料が決まっている場合もあります。
私の場合は現在子育ての真っ最中でパートとして勤務しているので、時給で給料が決まります。
訪問看護に関してのお給料に関しては関連記事で詳しく解説しているので合わせてご確認ください。
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3、貴重なひとりの時間を確保できる
訪問看護が子育てママにピッタリなのが、病院と比べてひとりの時間が確保できるということです。
もちそん、訪問看護でも事務作業があるので、その時は同僚と会話することもあります。
しかし、患者さんの家に訪問する時は基本的にひとりで訪問するので精神的には楽なほうです。
ひとりで外に出ることが出来るのも訪問看護の魅力ですし、職場が自宅が近所であれば、休み時間にいったん家に帰って用事を済ませることも出来ます。
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子供の学校が午前中で終わる日は、お昼の休憩時間に家に帰って子供たちと食事をとるなんてことも出来ます。
もちろん、職場によってルールは違うので、事前に管理者や上司に確認したほうが良いでしょう。
ですが、訪問看護ステーションでは子育てしている看護師も多く働いていているため、事情を理解してくれるところが多いです。
家に帰れば子供が毎日元気に走り回っているなか、患者さんの家に訪問している時のひとりの時間は私にとって貴重な時間です。
訪問看護はひとりの時間が確保できます(笑)
病棟勤務から訪問看護に転職して良かったこと
1、人間関係が濃密になる
2、夜勤が無くなる
3、土日がほぼ休み
訪問看護はひとりの時間が確保できます(笑)
1、人間関係が濃密になる
訪問看護は患者さんとの人間関係がかなり密になります。
訪問時のケアの空いた時間にお菓子やお茶を出してくれたり、お土産をくださる方もいらっしゃいます。
職場からはこれらを断るように言われているのですが、ご好意を無下に断るのも失礼ですからね。
なかにはプライベートな時間を使って食事に誘ってくれる患者さんのご家族もいらっしゃいます。
それだけ私のことを信頼してくれて大切に思ってくれていると感謝の気持ちでいっぱいです。
患者さんと人間関係が密になるのがイヤという看護師もいますが、特に苦手ではなければ患者さんやご家族と楽しく仕事することができます。
2、夜勤が無くなる
訪問看護は夜勤がありません。
特に小さい子供のママからすれば、夜勤はほぼ不可能なので、これが私にとって非常に良かった点です。
夜勤がない代わりにオンコール(電話当番)があります。
職場の電話を持ち帰って、患者さんからの電話が鳴ったら対応するというシフトが週に1~2日あります。
緊急電話は1カ月に1度くらい鳴りますが、電話口だけの対応で済むことも多いのでそこまで負担はありません。
鳴るかどうかで最初はビクビクしますが、夜勤に比べたらまだ負担は少ないです。
3、土日がほぼ休み
訪問看護は基本的に土日祝日が休める場合が多いです。
多くの訪問看護ステーションは土日と祝日がお休みなので、予定を立てやすいです。
ちなみに、年末年始やお盆でも連休をいただけることも多いので家族と過ごすこともできます。
もちろん、職場の定休日は事前に調べておく方が良いのは言うまでもありません。
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訪問看護と子育てを両立するために
子育て中のママは訪問看護をおすすめしている私ですが、子育てをしながら働くことはもう大変なことです。
全国の子育て中のママさん、今日も本当にお疲れ様です。
子育てと仕事を両立するために私が行っている事をいくつか紹介します。
1、両親や親戚に子供を預ける
2、家事はシンプルに効率良く
3、絶対に休みたい日を決めておく
1、両親や親戚に子供を預ける
子供たちは平日は学校に行き、土日は家にいることが多いので、私は基本的に「子供がいない時間=仕事の時間」としています。
小学生の子供は学校から帰ってくる時間も早いので、まだ留守番が出来ない頃は両親を頼って子供の面倒を見てもらうようにしていました。
両親には負担を掛けていつも申し訳ないとは思いますが、両親も孫がかわいいので喜んで引き受けてくれています。
もちろん、きちんとお礼の言葉を伝えたり、食事に連れていって労をねぎらうようにしています。
「親に頼りたくない」「親も忙しい」という場合は、仲の友達や親戚などに頼るのもありだと思います。
私の子供たちがもう少し大きくなるまでは周りの支えを受けながら、子育てと仕事を両立させたいと思っています。
2、家事はシンプルに効率良く
私は家事をシンプルに効率良くやる事を心がけています。
最近は便利な家電が多いので、多少値が張ったとしても良いものを長く使うようにしています。
特に洗濯機や掃除機などのいわゆる「白物家電」にはお金を掛けたほうが家事に使う時間がぐっと減るので、子供と仕事に費やす時間を確保することができます。
また、食事に関しては子供たちに良いものを食べさせてあげたいので、手軽なもので済ませて良いのか悩む方も多いと思います。
最近ではクックパッドのように手軽で本格的な食事を楽しめる食材が手に入るので、どうしても時間がない時には利用させてもらっています。
その代わり、休みの日には自分で手間を掛けて料理をしてあげるように心がけています。
3、絶対に休みたい日を決めておく
私は子供たちとの時間を確保したいので、学校の行事などの日は分かった時点で職場に伝えています。
同じ日に休みたいママさんも多いので、自分だけ休むと同僚からひんしゅくを買いそうですが、子どもにとっては人生で数少ないイベントもあるので譲れません。
このように、訪問看護に転職する場合は自分が絶対に休みたい日を決めて、出来るだけ早く希望を出しておくと良いと思います。
また、職場から「この日、出勤できない?」と聞かれたら、出来るだけ応えるようにしましょう。
上司や同僚の嫌がる仕事を普段から積極的にやっていれば、多少の無理は聞いてくれるはずですよ。
良い職場と出会うために
1、とにかく数を打つ
2、転職サイトに登録する
3、口コミがかなり大事
1、とにかく数を打つ
良い職場に出会うためにはとにかく数を打ちましょう。
ネットで調べてようやく理想の職場を見つけたと思って連絡してみると、実は募集をしてなかったということもあります。
こうなればかなりショックを受けますが、気にせずにどんどん次にいきましょう。
ちょっと良いかもと思う職場はもちろん、『雰囲気は普通だけど職場が近い』など、少しでもメリットを感じたら迷わずアタックしてみるくらいの行動力が大事です。
数を打てば打つほど、いい職場に出会う確率は上がります。
2、転職サイトに登録する
転職サイトに登録するのは転職の基本中の基本です。
ほとんどが無料で利用できますし、担当カウンセラーがあなたの条件に合った職場を探してくれたり、職場と勤務条件を交渉をしてくれたりします。
訪問看護師のまおつんです。相談者現在、病棟で勤務している看護師です。訪問看護に入職したいのですが、おススメのサイトはどこですか?今回は訪問看護に転職したい人に向けて、おススメの転職サイトを10社について徹底比[…]
また、転職サイトのカウンセラーは、一般に公開していない職場の情報を持っていることもあります。
訪問看護に転職したいと思った時は最低ひとつの転職サイトを利用するようにしましょう。
3、口コミがかなり大事
良い職場を探すためには、実際にそこで働いている人のリアルな声を聞くことが重要です。
生の声を聞くことで外からは見えない情報が分かったり、職場の雰囲気をつかめたりします。
個人的にはこの口コミこそがすべてだと思っているくらい重要です。
口コミを書いているサイトはけっこう多く、
『ナース専科』がわりと有名です。
まとめ
子育てと仕事を両立させるのは本当に大変です。
ただし、病棟勤務と違って訪問看護は基本的に夜勤はありませんし、休みの希望に対して柔軟に対応してもらえるところが多いです。
私が訪問看護に転職したのもこれらが理由ですし、子供が小さいうちは職場選びに本当に悩みます。
でも、訪問看護に転職して良かったと思うことばかりです。
ぜひ皆さんも訪問看護と子育てを両立できるように、素敵な訪問看護ママになってください。