なぜいま『訪問看護師』か。訪問看護師を目指すべき3つの理由

訪問看護師のまおつんです。

相談者
訪問看護師の人気が上昇しています。なぜでしょうか?

ここ数年で訪問看護師の人気はますます高まっています。

私の周りでも病院やクリニックを退職して訪問看護に転職する人を最近よく聞きます。

 

今回は『なぜいま訪問看護師か』ということについて解説していきます。

 

このブログでは訪問看護のリアルな仕事について情報を発信しています。もし興味があれば関連記事もご覧ください。

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訪問看護師を目指すべき3つの理由

訪問看護師を目指す理由は以下の3つが挙げられます。

1、人に幸せを与える仕事だから
2、エッセンシャルワーカーだから
3、自分のスキルを伸ばせるから

この3つについて詳しく解説しています。

 

1、人に幸せを与える仕事だから

訪問看護師をめざすべき理由のひとつめは、訪問看護は人々に直接幸せを与える仕事であるからです。

訪問看護師は、患者さんやその家族と直接関わり、生活を支えることで、日々の喜びや幸せを提供します。

「症状が軽くなって体が楽になる」

「話の相手になってくれる」

「心の支えになっている」

訪問看護の患者さんはこのような言葉を掛けてくださることがあります。

 

訪問看護師の仕事は、患者さんの自宅や施設を直接訪問し、健康状態や生活環境をサポートします。

この直接的な対話やケアをすることよって、患者さんは安心感や希望を感じることができます。

患者さんの笑顔や感謝の言葉が、私たちの心を温かくしてくれます。

 

さらに、訪問看護師は、患者さんやその家族と密接に協力して、生活の質を向上させるための支援を提供します。

日常生活でのちょっとした支援やアドバイスが、患者さんの生活を豊かにし、幸せな時間をもたらします。

例えば、食事や入浴のサポート、薬の管理、健康情報の提供など生活の質をより高めるケアも行います。

 

訪問看護師は、患者さんが自宅で快適に過ごせるようにサポートし、身体や精神的な健康を支えます。

このようなケアを提供することで、患者さんやその家族がより良い生活を送ることができるよう支援することが、訪問看護師の喜びとなります。

 

結果として、訪問看護師は、人々の生活に幸せをもたらす特別な仕事であり、そのやりがいは計り知れません。

誰かの笑顔や幸せにつながることを実感できることは、訪問看護師にとって大きな喜びでありこの仕事の魅力の一つです。

 

2、エッセンシャルワーカーだから

訪問看護師をめざすべき理由のもうひとつは、訪問看護師はエッセンシャルワーカーだからです。

エッセンシャルワーカーとは、私たちの社会を支えるために必要な仕事をする人のことです。

例えば、道路を作ったり、電気や水道を供給するような仕事をする人たちをいいます。

訪問看護は社会にとって必要不可欠なエッセンシャルワーカーです。

 

しかも、ここ最近は医療の変化や高齢化社会の影響のため、訪問看護師の役割はますます重要な仕事と理解されつつあります。

訪問看護師は患者さんが自立した生活を送るために全力でサポートします。

高齢者や体の不自由がある方々にとって、自宅で生活をしたいという要望は年々増えています。

 

訪問看護師は、病院やクリニックだけでなく、地域社会や家庭の大事なインフラともいえます。

しかも、この需要はこれからもっと増えるであろうといわれています。

「もっと社会に貢献したい!」と考えている人は、ぜひ訪問看護師を目指してみてください。

 

3、自分のスキルを伸ばせるから

訪問看護師をめざすべき理由のさいごは、自分のスキルを伸ばせるという点です。

訪問看護師になると、病院やクリニックでは経験できない多くの成長を感じることができます。

 

病院やクリニックでは当たり前のようにあった備品や設備は、患者さんの家に必ずしもあるとは限りません。

もちろん、最低限のバイタルセットや消毒液などは持っていきますが、

「あれが欲しい」「これが欲しい」という要望がいつでも満たされるわけではありません。

そんな中でも患者さんのケアはやらなくてはなりませんし、物がないから何もできないというのではプロ意識が低いと言わざるを得ません。

あるもので何とか工夫して最高のケアを提供するのが訪問看護師の醍醐味です。

 

このような経験は病院やクリニックでは味わえないものとなり、結果的にはどこに行っても通用する看護師といわれるようになります。

 

そのかわり、臨機応変な対応力や問題解決能力が求められるので慣れるまでは苦労が多いかも知れません。

患者さんの状況やニーズに合わせて柔軟に対応し、最適なケアが提供できるようになるまでは時間が掛かるかも知れませんし、はじめのうちは先輩や上司にアドバイスをもらいながらの仕事かも知れません。

それでも、この状況を乗り越えた先には大きな成長を感じられるでしょう。

また、訪問看護師はチームでの連携やコミュニケーション能力も重要なため、チームワークも重要になります。

他の専門家との知識や経験を共有しながらお互いの学び合いも生まれます。

 

訪問看護師になるには?

では、訪問看護師になるためにはどうすれば良いでしょうか。

以下は訪問看護師になるためのスキルや知識、資格などを解説していきます。

【訪問看護師になるには?】
1、資格と学歴
2、実務経験
3、その他のスキル
これらについてひとつずつ解説していきます。

1、資格と学歴

訪問看護師になるためには、まず看護師の国家試験に合格する必要があります。

国試に合格してまずは看護師の資格を取らないと訪問看護師になることはできません。

 

資格がなくても医療関係のお仕事はできますが、採血や注射などの医療行為はできないので、現場でできることは非常に限られてしまいます。

訪問看護ステーションに就職したとしても、事務仕事オンリーということになりそうです。

 

正式な訪問看護師として患者さんのケアをするためには、看護師資格は必須といえます。

看護師の国家試験を受けるためには、大学・短期大学・看護師養成所といった専門の教育機関で3年以上勉強し卒業する必要があります。

その後に国家試験を受験するための資格を取得し、はじめて国家試験を受けることができます。

 

看護師を養成する教育機関では、厚生労働省と文部科学省から指定された教育カリキュラムを満たしている必要があるので学校選びも大切です。

 

 

2、実務経験

訪問看護師になるためには、看護師としての実務経験が多少はあったほうが良いでしょう。

多くの新卒者は病院やクリニックでの勤務を経験しますが、ここでは訪問看護の現場で必要とされる様々なスキルや知識を身につける貴重な機会です。

つまり、病院やクリニックの経験は訪問看護に入職したときに非常に役に立つスキルとなります。

 

ただ、あくまでも『病院やクリニックの経験があれば良い』というだけ話です。

「新卒で訪問看護には入職できないの?」

という疑問を持つ方も多いでしょう。

 

結論からいえば、

病院やクリニックでの実務経験がなくても大丈夫です!

 

最近の訪問看護ステーションでは、新卒で募集しているところも増えました。

転職サイトなどでは新卒の訪問看護ステーションの募集状況を確認することもできます。

 

欲を言えば、病院やクリニックの経験があったほうが訪問看護師としての即戦力にはなりますが、

ここ最近の傾向を見ているとそこまで心配する必要もありません。

 

新卒から大事に育ててくれるステーションもあるので、

じっくりと職場探しをしてみましょう。

 

3、その他のスキル

訪問看護師になるために資格や実務経験もそうですが、

もうひとつ大事なスキルはコミュニケーションスキルです。

 

訪問看護師は患者さんやその家族から信頼されなければなりません。

信頼を得られないと、患者さんやご家族からの大切な情報が聞き出せないので、ケアにも影響してしまいます。

円滑なコミュニケーションを図ることで、信頼関係を築き、適切なケアを提供することができます。

 

また、意外にも必要とされるスキルは車の運転スキルです。

訪問看護師は車で患者さんの家に訪問してケアするのがほとんどなので運転がある程度はできるようになっておくと良いでしょう。

「免許は持っているけど運転は苦手。。。」という方は、自動車学校のペーパドライバー講習などを受けておくと良いでしょう。

 

どうしても運転はダメ…という方は、自転車やバス・電車で訪問できる訪問看護ステーションを探すと良いでしょう。

大都市の中心部にはこういった訪問看護ステーションも存在していますよ。

 

訪問看護師についてよくある質問と回答

ここでは、訪問看護師をやっているとよく聞かれる質問とその回答をまとめました。

 

1、訪問看護師の一日のスケジュールはどのようなものですか?

【質問】
訪問看護師の一日のスケジュールはどのようなものですか?
【回答】

訪問看護師の一日は、朝にステーションに出勤してその日の訪問予定を確認することから始まります。
その後は朝礼などを行い、必要な医療器具や薬品を準備します。その後、車や公共交通機関を使って患者さんの自宅や施設を訪問して患者さんのケアを行います。
お昼休みは基本的に12時からですが、訪問スケジュールによっては前後する場合があり、外出したままコンビニランチをとる場合もあります。
その日の訪問がすべて終わった後は、ステーションに戻り、訪問日報の作成や申し送りを行います。

 

2、訪問看護師のやりがいは何ですか?

【質問】
訪問看護師のやりがいは何ですか?

【回答】
訪問看護師のやりがいは、患者さんやその家族の生活に直接影響を与えることです。
患者さんが自宅で安心して生活できるようにサポートし、健康状態の改善や生活の質の向上に寄与することは、大きな満足感と達成感をもたらします。
訪問看護師はもはや社会インフラを担っているといっても良いでしょう。
何よりも「ありがとう!」と患者さんから言われたときは、何物にも代えがたい喜びがあります。

 

3、訪問看護師にとって大変な点は何ですか?

【質問】
訪問看護師にとって大変な点は何ですか?
【回答】
訪問看護師にとって大変な点は、臨機応変に様々な状況に対応しなければならないことです。
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患者さんごとに環境や状態も変わるため、あるもので柔軟に対応する能力が求められます。
また、オンコールなど緊急時には迅速な対応が必要となる場合もあります。これは余談ですが、自転車や交通機関で移動するのが大変という方もけっこう多いです。
地方であればは車移動が多いですが、都市部では電車やバスでの移動もあります。

 

4、訪問看護師としてのキャリアパスにはどのようなものがありますか?

【質問】
訪問看護師としてのキャリアパスにはどのようなものがありますか?
【回答】
訪問看護師としてのキャリアパスには様々な選択肢があります。
訪問看護の現場で経験を積んだ後、管理職や教育担当、コンサルタントとしての道を進むことができます。
また、訪問看護のスキルや知識を活かして、他の医療分野や福祉分野でのキャリアアップすることも可能です。
継続的な学びや専門資格の取得を通じて、自分のキャリアを広げることができるでしょう。
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5、訪問看護師の給与はどのくらいですか?

【質問】
訪問看護師の給与はどのくらいですか?
【回答】
訪問看護師の給与は、働いている地域やそのステーション、さらに経験年数や資格によっても変わってます。
ただ、一般的な訪問看護師は病院やクリニックと比較して、若干高めに設定されていることが多いです。
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具体的な給与額については、働く施設や地域の状況に応じて異なるため、求人情報を確認することが重要です。

 

まおつん
訪問看護に興味が出てきましたか?
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まとめ

訪問看護師を目指すべき理由として3つ紹介しました。

1、人に幸せを与える仕事だから
2、エッセンシャルワーカーだから
3、自分のスキルを伸ばせるから

これ以外でも訪問看護にはもっと魅力がある仕事です。

 

「訪問看護師を検討してみようかな。」

「訪問看護ステーションってどんな職場かな?」

と少しでも興味が沸いたら、調べてみると良いでしょう。

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