訪問看護の「62000」ってなんの数字?

訪問看護師のまおつんです。

 

訪問看護における「62,000」ってなんの数字か分かりますか?

これは、いま現役で働いている全国の訪問看護師の数なんです。

 

厚生労働省が調査した結果によると、令和2年(2020年)末時点の現役看護師は約128万人います。

それに対して、訪問看護師は約62,000人なので、全体の5%くらいの割合しかいません。

だいたい20人に1人くらいの割合ですね。

 

ちなみに、病院に勤務する看護師は88万人もいます。

これは全体の約69%に相当するので、3人の看護師に会えば、そのうちの2人は病院勤務ということです。

かなり多いですね。

 

訪問看護師の数がこれだけ少ないとどんな風に思いますか?

わたし個人的には、

「あまり知名度がないのかな?」

「もっと増えて欲しいな」

と思います。

 

そもそも看護師になるには、看護学校に通って国家試験に合格する必要があります。

国家資格を取ってから就職するときの選択肢として、訪問看護を選ぶ学生さんはまだまだ少ない気がしています。

わたしはこのブログで、『訪問看護は看護師としての第2のステージ』だと伝えています。

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病院に入職して数年間働いてみたけど、

「なんか自分に合わない」

「思っていたのと違う」

「夜勤がキツい」

「人間関係がうまくいかない」

という理由で退職をしてしまう方が多いです。

そういう方に対して、わたしはぜひ訪問看護への転職を考えてみて欲しいと思います。

 

訪問看護は働く環境が病院と全然違います。

患者さん一人ひとりと向き合って仕事ができたり、夜勤がないところも多いです。(電話当番はあります。)

チームワークは重要ではあるものの、患者さんの家に訪問する時は基本的にひとりなので、病院よりは人間関係も楽だと思います。

わたしは車の運転が好きなので、患者さんの家に向かうまでのドライブ時間にリフレッシュできます。

 

看護師で転職を考えている方は、看護師を辞める前に訪問看護への入職を一度考えてみてください。

訪問看護師が全体のたった5%しかいないことを考えると、それだけでかなり貴重な存在です。

 

訪問看護の良いところと悪いところは、このブログでリアルに語っています。

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最近は看護師の就職事情も少しずつ変化しており、新卒で訪問看護を募集しているステーションも多いです。

これは良い傾向だと個人的には思っています。

それだけ、新卒の選択肢が増えているということですからね。

 

「新卒で訪問看護に入職できるの?」

という不安を持っている方も多いと思いますが、気にしなくても大丈夫です。

よっぽどブラックな訪問看護ステーションでなければ、最初は先輩と同行して患者さんのケアをしながら教えてくれます。

 

最近は無料で登録できる転職サイトが増えているので、登録だけしておけばカウンセラーが無料で相談にも乗ってくれます。

転職サイトをまとめた記事をあるので、ぜひ参考にしてみてください。

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