訪問看護の「222000」ってなんの数字?

訪問看護師のまおつんです。

 

訪問看護師における「222,000」って何の数字か分かりますか?

これは、平成29年時点の訪問看護の利用者の人数なんです。

厚生労働省のホームページにある保険局医療課の調査内容によると、平成29年時点の訪問看護の利用者は222,588人となっています。

これより新しい公式の情報が見つからなかったので、少しデータは古いです。

現在だともう少し増えていると思われます。

 

このようにデータを見ることでいろいろと見えてくる事があります。

先ほどのグラフを見ると、まず、訪問看護を利用する人は毎年確実に増えていることが分かりますね。

私たち看護師は、もはや社会のインフラを支えていると考えても良いでしょう。

訪問看護を利用する最大のメリットは、自宅で看護を受けられるという点です。

利用者さんにしてみれば、看護師が家に来て診てくれるので安心感もぜんぜん違います。

訪問看護師は、患者さん一人ひとりと向き合いながら、患者さんの状態や希望に合わせたケアを行います。

このサービスの良さに気付いてくれる人が少しづつ増えていることが感じ取れます。

 

そもそも、日本はこれから高齢化がもっと進むといわれています。

こう考えると訪問看護を利用する人の割合はもっと増えると思いませんか?

もちろん、それに伴って訪問看護師も増えていくことでしょう。

 

わたしの周りでは、新卒で訪問看護ステーションに入職する人も増えています。

今後は訪問看護ステーションは良い人材を確保することが大きな課題となりそうです。

 

「需要と供給」という言葉を聞いた事があると思います。

これは、モノを欲しがる人が多くなれば、その値段は自然に上がり、逆にモノが多く供給されて溢れたら、価格も下がるということです。

モノの値段は、需要と供給が釣り合ったところで決まります。

 

訪問看護においても、今後は需要と供給の関係で給料や待遇などが変わる可能性があります。

例えば、訪問看護ステーションがこれからもっと増えて訪問看護師が足りなくなる場合、ステーション側は求人を出す時に給料を高くして募集せざるを得ません。

つまり、訪問看護師が『給料が高くて魅力的な仕事』だと看護師たちに認知させる必要があります。

そのために、訪問看護ステーションはあの手この手を使って看護師を募集します。

 

こうなれば、看護師の資格を活かして訪問看護に興味を持つ人も増えてきます。

その一方で、訪問看護に応募する人が急に増えてくると、待遇はそのままになるか、むしろ下がる可能性すらあります。

これも需要と供給の関係ですね。

 

このことから、訪問看護に少しでも興味があるのなら、少しでも早くはじめる方が良いといえます。

最近は無料の転職サイトも増えてきているので、転職もしやすくなっています。

 

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